アプリケーション開発者の仕事を二十数年やっているが、最も大事だと思うのは時間の使い方で、プログラミングはその次の次くらいかなと思う。
とにかく短かい時間枠の中で何度も頭を切り替えて複数のことを片づける、これがまずは大事だ。これができなければ、現代では雑務の山に埋もれてしまう。
一般的な仕事はこんな感じでなんともせわしなくつまらないものなのだが、茶道とか僕が習っているダンスワークショップなんかは真逆の世界で、時間をたっぷり使って同じことをいつまでもずっとやっている。本当に大事なことはこのやり方でないと身に付かないので、時間の使い方を上達させてこの世のくだらない仕事はさっさと片づけて、大事なソフトウェアの設計的なことには時間をたっぷりかけて、手も動かさずに、ただ時間が流れて、良いアイディアがぽっと浮んでくるのを待つ。