最近になって初めて情報公開請求をやってみた。ツイッターでWADAさんという情報公開請求を趣味にしている方を知って、自分もやってみようという気になったから。
国会中継やニュースをみていると政府の答弁におかしな話がたくさん出てくるし、あとは何々という出来事があったという答弁や報道についても情報公開をすると大臣や官僚の発言の根拠やその出来事についての実際の政府の文書が入手できるので国会中継をただ見ているだけよりもずっと面白い。
ということで最初にやってみたのがアベノマスクのこと。
5月20日に菅官房長官が記者会見で「布マスクの配布などにより需要が抑制された」と言ったので、一体どんな根拠があるのだろうかと思った。政府が市場調査をしたのだろうか。それを確認するために情報公開請求をしてみた。
https://www.youtube.com/watch?v=vabxoZfpAM4
最初に内閣府に情報公開請求をしたんだけどそのあと内閣府の人から電話があって、マスクの件は内閣官房なんですよと教えてもらい、内閣官房に請求も転送してもらえた。どんな役所があるのか良く分かっていないので勉強にもなる。
そして、二週間くらい経ってから内閣官房からお返事の文書が届いた。それによると、布マスクの配布などにより需要が抑制されたことを裏付ける文書はありませんでした、ということで、菅官房長官の「布マスクの配布などにより需要が抑制された」という発言には何の根拠もなく、いいかげんなことを言っているだけということが分かった。
文書がないのでこのまま請求の手続きを進めると不存在で非開示になりますよということなので、最後まで手続きをして非開示の報告を貰おうと思っている。
他にも何通か情報公開請求をしているのでお返事が届くのを楽しみに待っているところ。
これと平行して「武器としての情報公開(日下部聡著)」という本も読んた。内閣法制局に請求したときにはここに書かれていることの通りだなと思う出来事もあって実際に役に立つ本ですごく良い。